大腸菌などの菌体を溶解し、プラスミドDNAを抽出する方法で、精製度は高くないが操作が簡便な抽出方法である。プラスミドや菌株にもよるが、培養液数1-2mLで数百ナノグラムスケールのプラスミドDNAが得られる。
組成 | 量 | 目的 |
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1M Tris-HClバッファー(pH8.0) | 5 mL | |
0.5M EDTA | 4 mL | DNase活性の抑制 |
H2Oで200mLにメスアップ。
グルコースは特に必要ない。細胞壁のペプチドグリカンを分解するためにリゾチームを添加したり、RNAを分解するためにRNaseを添加することもある。(酵素を加えない場合、単に菌体を洗って分散するためのバッファーと考えてよいでしょう)
H2Oで200mLにメスアップ。プラスチックボトルに保存。