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RNase | RNase ヌクレアーゼ活性をもつRNAの分解酵素。DNaseと異なり、活性に補因子を必要としないため、変性後にもリフォールディングして活性を取り戻す。そのため、RNAを試料として扱う実験では厄介な存在でもある。 | 酵素, 調製法, rna |
RNAポリメラーゼ | RNAポリメラーゼ RNA分子は転写・翻訳・触媒機能・分子認識能など多彩な機能を持っている。特に、翻訳を行なうリボソームではmRNA、tRNAを含めてさまざまなRNAが機能することによってタンパク質合成が行なわれている。これらのRNAすべてを合成しているのがRNAポリメラーゼである。 | 酵素, rna |
tRNA | tRNA 転移RNA (transfer-RNA)。 3つの塩基配列(コドン)とアミノ酸分子を物理的に対応付けるRNA分子。DNAの情報はmRNAに転写され、その配列に相補するtRNAでアミノ酸配列として翻訳される。 References * John G. Arnez and Dino Moras (1999) Transfer RNA. In | rna, タンパク質, コドン, アミノ酸 |
アミノアシルtRNAシンテターゼ | アミノアシルtRNAシンテターゼ tRNAはリボソームに達する前にコドンに応じたアミノ酸と結合して準備されてなければいけない。また、コドンとアミノ酸の結合は正確でなければならない。アミノアシルtRNAシンテターゼは、コドンとアミノ酸の適合を担っている重要な酵素である。 | rna, タンパク質, 酵素, コドン, アミノ酸 |
イントロン | イントロン スプライセオソーム型イントロン 例(配列は架空の物。大文字はエクソンを、小文字はイントロンを示す。) pre-mRNA 5'- AAAAUGUCAU CAGAUAUCUG GAGguaaguu uuacguauua uucgauucga aaugcuaucg uuucagGCCC GUUACGGGGG CUAUCAG-3 | rna |
エキソーム (エクソソーム) | エキソーム (エクソソーム) 細胞内では、RNAは情報を伝えるための分子であり、「使い捨て」の分子である。必要なときに作られて役目を終えれば分解される。エキソソームは、RNAを分解する3'→5'エキソリボヌクレアーゼ活性をもつタンパク質複合体である。プロテアソームに似た、カゴのような形をしている。 | 細胞内, ヌクレアーゼ, rna |
伸長因子 (Elongation Factor) | 伸長因子 (Elongation Factor) 伸長因子は、RNAからタンパク質を合成する「翻訳」において、ポリペプチド鎖の伸長を促進するタンパク質。EF-Tu(EF-1)はアミノアシルtRNAをリボソームのA部位に正しく供給し、EF-G(EF-2)は、次のtRNAが入れるように、リボソームのA部位の場所を空ける。 | 翻訳, rna, gtp |
干渉RNA (siRNA) | 干渉RNA (siRNA) 短い二重鎖RNAであるsiRNAが細胞に導入されると、狙った遺伝子のmRNAを効果的に壊すことができる。これは、特定の遺伝子の機能を調べるときに非常に役に立つだけでなく、この機能を病気の治療に利用できる可能性がある。 | rna, pdb |
自己スプライシングRNA | 自己スプライシングRNA 以前は、酵素反応はタンパク質だけが行っていると信じられていたが、Thomas Cechらはすべてのタンパク質を取り除いてもRNAのスプライシング反応(mRNA前駆体からイントロンが切断される反応)が進む場合があることを発見した。この結果から、RNA分子自身がスプライシング反応を触媒していることがわかった。 | rna, 核酸, 細胞内 |
逆転写酵素 | 逆転写酵素 通常の細胞はDNAからRNAコピーが作られるため、RNAからDNAの合成を逆転写と呼び、RNAからDNAへの転写を行う酵素が逆転写酵素(reverse transcriptase)である。 HIV(ヒト免疫不全ウィルス)はレトロウィルスで、遺伝物質を宿主細胞のゲノムに組み込んでしまう能力がある。このウィルスは遺伝物質をRNA鎖としてもっており、感染したHIV顆粒は感染時にRNAからDNAコピーを作る。… | dna, rna, 酵素 |
鉄制御タンパク質 I | 鉄制御タンパク質 I 鉄制御タンパク質は、鉄結合タンパク質であるフェリチンやトランスフェリンレセプターのmRNAと相互作用することによって鉄イオンの貯蔵を制御する。アコニターゼの2番目の機能(moonlight function)である。 | 転写, rna, rna結合タンパク質, 多機能酵素 |