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トロンビン [2013/06/09 09:08] (現在) |
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+ | 血液には緊急補修のための「血液凝固システム」を持っている。その中心的な役割を果たすのがトロンビンである。このタンパク質は、フィブリノーゲン繊維をつなぎ合わせて血液の漏れをせき止める。 | ||
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+ | {{pdb>fullSmall:1ppb}} | ||
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+ | *[[mom>25|Thrombin]] - Molecule of the month | ||
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+ | {{tag>タンパク質 PDB 血液}} | ||
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+ | /* MOM概要 | ||
+ | 酸素や栄養素は、血液の運搬システムで体中に運ばれます。この液体運搬システムを使うには、2つのハードルがあります。1つ目は、体全体が感染の危険をはらんでいると言うことです。そのため、バクテリアやウィルスは血液が届くあらゆる所にあっという間に運ばれてしまいます。免疫システムの最初の防衛ラインである抗体は、この危険と戦っているわけです。2つ目は、血液循環システムは、常に損傷する危険性があるということです。血液は圧をかけられて送り出されますから、どんな小さな漏れでも、系内のすべての血液がすぐに空っぽになる可能性があるのです。幸運にも、血液は緊急補修の仕組みを持っています。それが「血液凝固システム」で、その中心的な役割を果たすのがトロンビンで、フィブリノーゲン繊維をつなぎ合わせて血液の漏れをせき止めます。 | ||
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