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抗生物質 [2013/06/09 09:08] (現在)
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 +bio:​抗生物質|日本語
 +bio:​en:​Antibiotics|English
 +</​select>​
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 +======抗生物質======
 +抗生物質は、クローニング後の選択培地や培養の簡便化のために用いられる。さまざまな抗生物質があり、作用機構や対象となる菌や細胞が異なる。
 +
 +=====細胞壁合成阻害系=====
 +細胞壁のペプチドグリカンの架橋反応を阻害する。
 +  *[[ペニシリン]]
 +  *[[アンピシリン]]{{icon>​flask}}
 +=====タンパク質合成阻害系=====
 +巨大なタンパク質合成装置であるリボソームは、抗生物質が干渉できるポイントが多いため、もっとも抗生物質の種類の多い作用機序である。
 +  *[[カナマイシン]]{{icon>​flask}}
 +  *[[ネオマイシン]]
 +  *[[G418|G418(ジェネティシン)]]{{icon>​flask}}
 +  *[[ハイグロマイシン]]
 +  *[[ストレプトマイシン]]{{icon>​flask}}
 +  *[[テトラサイクリン]]{{icon>​flask}}
 +
 +=====DNA損傷系=====
 +DNAに直接損傷を与える。ブレオマイシンはキレートした金属でDNAを切断する。
 +  *[[ブレオマイシン]]
 +    *[[Ble]]
 +
 +=====RNA翻訳阻害系=====
 +翻訳を阻害する。
 +  *[[クロラムフェニコール]]{{icon>​flask}}
 +
 +=====ポリン系=====
 +細胞膜にチャンネル(穴)を空ける。
 +  *[[アンフォテリシン]]
 +
 +======対応表======
 +| |  原核細胞 ​ ||  真核細胞 ​ || |
 +| |  細菌 ​ ||菌類(真菌)|その他| ||
 +| |グラム陽性|グラム陰性| | | |
 +|[[ペニシリン]]G^ ​ O  ^|  X  ||細胞壁合成阻害|
 +|[[アンピシリン]]^ ​ O  |  Δ(一部) ​ |  X  ||細胞壁合成阻害|
 +|[[カナマイシン]]^ ​ O  ^|  X  ||アミノグリコシド系,​30S|
 +|[[ネオマイシン]]^ ​ O  ^|  X  ||アミノグリコシド系,​30S|
 +|[[G418]](ジェネティシン)^ ​ O  ^|||アミノグリコシド系,​80S|
 +|[[ハイグロマイシン]]B^ ​ O  ^|||アミノグリコシド系,​70S|
 +|[[ストレプトマイシン]]^ ​ O  ^|  X  || |
 +|[[テトラサイクリン]]^ ​ O  ^|  X  ||30S, Aサイト|
 +|[[ブレオマイシン]]^ ​ O  ^|||グリコペプチド系,​ DNA|
 +|[[クロラムフェニコール]]^ ​ O  ^|  X  ||50S|
 +|[[アンフォテリシン]]B| ​ X  |^  O  |  X  |真菌の[[エルゴステロール]]|
 +
 +=====安定性について=====
 +一般的に、抗生物質は37℃での安定性はそれほど高くなく、3-5日程度だと考えておく。保存方法や細胞培養時には注意する。
 +=====化学構造を見る=====
 +
 +  *[[http://​www.ecosci.jp/​ab/​ab_jmol.html]]
 +抗生物質の化学構造を三次元構造で見られるサイト。\\ ​
 +JMolを利用し、ブラウザ上でマウス操作で回転できます。
 +
 +
 +======注意======
 +このページの内容は遺伝子実験に関連するもので、医療行為を想定したものではありません。
 +
 +{{tag>​抗生物質}}